Fluor i は、蛍光標識された生体からの蛍光シグナルを画像化し、
分析するバイオイメージング装置です。
In Vivo イメージングに最適化されたフィルターと光源を搭載し、
バックグラウンドとシグナルの区別を前処理なしで高速に行うことができます。
LED光源は最適に拡散されており、サンプルの位置による計測値のばらつきを
最小化し、より信頼できる計測データを得られます。
高感度画像だけでなく、ビデオファイルも記録することができます。
シンプルでコンパクトなデザインとわかりやすいプログラムにより、
使いやすく、高速なデータ取得が可能です。
・ほぼA4スペースに設置可能なコンパクトサイズ(W260xD260xH400mm)
・軽量で移動も簡単
・PCにUSB3.0に接続するだけで使用可能
・わかりやすいオリジナル ソフトウェア<NEO image>
・リアルタイムの蛍光イメージ撮影可能
・多くの蛍光をカバーする最大4チャンネルのLED光源(Blue, Red, Green, NIR)
・全てのモデルに白色LED光源搭載で明視野観察も可能
Fluor i は、GFP安定発現細胞株を用いて腫瘍化の画像を
撮影することができます。
蛍光シグナルの強度を測定することにより、動物を犠牲にすることなく
抗腫瘍効果を確認することができます。
また、蛍光シグナルを追跡することによって、
癌転移の位置および程度を確認することができます。
Fluor i は、様々な目的で作成された標的細胞の生存および位置を確認することができます。
幹細胞および免疫細胞は、蛍光色素を用いて染色した後、In Vivoで確認することができます。
ドラッグ・デリバリー・トラッキングに最適です。
In Vivo イメージングの結果は、Ex Vivoよって再確認することができます。
再度、分離したサンプルの蛍光イメージングを行い、データを定量化することができます。
このようにして得られたEx Vivoデータは、優れた証拠となり、実験の信頼性を高めることができます。
植物には自家蛍光クロロフィルがあるので、植物の蛍光イメージングは難しい作業でした。
しかしFluor i は植物の葉の蛍光画像の撮影と蛍光量を分析することができます。
Fluor i に搭載されているのカラーカメラは、GFPの緑色蛍光だけでなく、
クロロフィルの自家蛍光の観測を可能にする赤色蛍光も取り込むことが可能です。
また、種子やカルスの蛍光画像も撮影することができるため、
植物の生長期間を通して機能を確認することができます。
NEO image は画像の取得と解析の機能を持つオリジナルソフトウェアです。
直感的な操作ができるユーザーフレンドリーな設計で使いやすさを追求しました。
すべての機能はダイアログバーにアイコン表示され、どなたでも間違いなく操作できよう工夫されています。
ライブウィンドウにはブライトイメージだけでなくリアルタイム蛍光イメージも表示されます。
これにより、ケース内で行動する動物の蛍光イメージング動画の録画も可能です。
また、ユーザーが露光時間を設定しやすくなるとともに、隠れている蛍光を探すことも容易になります。
バックグラウンドを除去することで定量解析が可能です。
サンプルから生じた自家蛍光とバックグラウンドは
簡単に除去することができます。
解析が完了すると蛍光の強度を定量化できるスケールバーが表示されます。
スケールバーの最大値を変更することができるので、
異なる露光時間を有するサンプルを互いに比較することが可能です。
スケールバーの色は見やすいように、蛍光強度を単色、
2色または虹色で示すことができます。
解析が完了したイメージはブライトイメージと合成して、蛍光の位置を確認することができます。
ROI(Region of Interst)は四角、円、多角形に指定することができます。また自動的に設定することもできます。
ROIの定量化が完了するとデータは表データとして
表示されます。
このデータはエクセルやテキストデータとして
開くことができます。
蛍光イメージングはバックグラウンドを除去することで、
より正確な定量解析ができるようになります。
下記メーカーサイトにて詳細情報をご覧いただけます。